まず、私がこの講座に参加した理由は
初対面の香取さんのお話が面白すぎたから。
インテリアに関する概念が覆されただけではなく
無駄のない明朗快活な話しっぷりと
経験値からのゆるぎない確信に
グイグイ引き込まれていきました。
最終講座の時にアンケートで
「あなたから見て香取美智子はどんな人?」
というのがありまして、私の答えは
「自分の信念に生きる人」と書きました。
ねー?直接会って話が聞きたくなるでしょう?
「コンセプトインテリアアカデミー」は
インテリアと向き合う事で
自分自身とじっくりと向き合う事となり
今後の暮らしに求める物が導き出され
自ら決めたコンセプトで
それをカタチにしていくという
言うならば、セルフコンサルタント。
今までの生き方や家族との関係
誰かの為ではない本来の自分とか
暮らし、気持ちの変遷など
きっかけが無いとなかなか見つめられない部分に
焦点が合っていくのです。
自らが気付き、答えを出す。
この大切さを実感します。
私は、新しく建てる家のヒントになれば…
ぐらいに思ってた筈が
ガッツリ今の住まいと向き合う事に。
夫の実家に入居して14年。
自ら決めた事とはいえ、家族の病気であったり
やむを得ない事情からの決断で
必死過ぎて自分の気持ちになんて
フタをしていました。
気付けば、いろんな不都合や居心地の悪さも
ただ受け入れてやり過ごすのが当たり前になって
自分の暮らしを愉しめていなかった…
でも、この「孤独」は自分だけが特別なのではない
とも思ったのです。
受講者の中には、子育て真っ最中の方もいて
理想と現実のギャップに苦しんでいたり
仕事を頑張りたい自分と、妻業を期待する夫との
関係性に悩んだり、日々やりくりに必死だったり
種類は違えど、皆それぞれにあるわけです。
抱える問題があったからこそ
セラピーの如く、香取さんに話を聞いてもらいたかった
のかもしれません。
「インテリアで問題を解決する」って
見える部分だけではなく、むしろ
見えない部分のストーリーに耳を傾けてこそ
納得のいく答えに結びつくのだと
理解ができました。
そして、自称「住まいのいろいろコンサルタント」の私。
その人にとって、”本当に良い家を造りたい”
という思いから、片付けや環境、防災の事など学んできました。
間口を広くして、気軽にいろいろ相談してもらいたい
困ってる誰かの力になりたいって
それは、「孤独」があったからこその反動なのかもなと
思いました。
誰かに寄り添って
「大丈夫だよ」って言ってあげられる
頑張っているあの人に
「これ素敵じゃない?」って提案できる
じっくり話を聞いて
「暮らしやすさをカタチに」する
決意も新たに精進してまいります。
一級建築士事務所木ぐみ舎(きぐみや)
プランニング・インテリア・収納担当
小境 弓(こざかい ゆみ)
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